「家の鍵をなくした!!!」
ついお酒を飲みすぎてしまったり何か考えごとや何かに集中しすぎたりして、気が付いたら鍵がないなんて経験したことはありませんか?鍵がないことに気づいた瞬間はパニック状態にもなったりもしますよね。今回はそんな鍵をなくしてしまったときの対処法と、鍵をなくしてしまったときのために役立つ知識などを紹介します。
家の鍵をなくした時の対処法
1日の予定を終え家に帰ってきて、いつもなら入っている鍵がカバンの中やズボンのポケットに無かったら一瞬焦ります。すぐにいつもとは違う場所にあるのではないかと、色々探すことでしょう。しかし、それでも見つからないときは血の気が下がる思いですよね。そんなときは、まずは深呼吸です。そして、鍵屋に頼むのは最終手段にしてその前にやるべきことをしましょう。
まずは落ち着いて、1日の行動を振り返る
玄関の前でドアを開けようとして鍵がない。しかも今いるその状況の中で鍵がありそうな場所、いわゆるカバンの中や着ている服のすべてのポケットなどを探しても鍵が見つからなかったとします。その時は、とりあえず気持ちを落ち着かせてこれまでの1日の自分の行動を振り返りましょう。家を出る時にはちゃんと自分で鍵をかけたか。どこに鍵をしまったか。今日1日どこに行き、何をしたか。自転車や電車に乗らなかったか。乗ったとしたら鍵を落とす可能性はなかったか。立ち寄った場所で鍵をだしたか。飲食店などのトイレに行かなかったか等々。なるべく事細かに今日1日を振り返りましょう。落ち着くために飲み物を買いに行ったりして、歩くのも思い出すきっかけになります。
まずは落ち着いて、1日の行動を振り返る
玄関の前でドアを開けようとして鍵がない。しかも今いるその状況の中で鍵がありそうな場所、いわゆるカバンの中や着ている服のすべてのポケットなどを探しても鍵が見つからなかったとします。その時は、とりあえず気持ちを落ち着かせてこれまでの1日の自分の行動を振り返りましょう。家を出る時にはちゃんと自分で鍵をかけたか。どこに鍵をしまったか。今日1日どこに行き、何をしたか。自転車や電車に乗らなかったか。乗ったとしたら鍵を落とす可能性はなかったか。立ち寄った場所で鍵をだしたか。飲食店などのトイレに行かなかったか等々。なるべく事細かに今日1日を振り返りましょう。落ち着くために飲み物を買いに行ったりして、歩くのも思い出すきっかけになります。
心当たりのある場所を全力で探す
1日を振り返って心当たりのある場所を思い出した場合は、できる限り全力で探しましょう。立ち寄った場所や訪れた店舗など行けるところはすべて行きます。行けない場所は電話で連絡をしましょう。とにかく今できる最大限のことを精一杯することが大切です。それをしないと鍵屋などに頼んで交換などしてしまった後に鍵見つかってしまった場合に、後悔することになります。
とりあえず家族に連絡する
今いる状況下で手当たりしだいに心当たりを探しつつも、どうしても見つからないときは、とりあえず家族に連絡して相談しましょう。例えば、夜遅くに帰宅して同居している家族が寝ている場合でも、起こして開けてもらうのが良い方法となります。また、同居していない場合でも家族なら合鍵を持っている可能性があるのではないでしょうか。とにかく家族に相談してみるのも良い方法となります。
時間に余裕がある場合は警察に届ける
自分でやるべきことはすべてやってそれでも埒があかないとき、翌日が休みか何かで時間に余裕がある場合は、警察に届けるという手段があります。近くの交番か110番して鍵をなくしたことを伝えましょう。運が良い場合は警察に届いている場合もあります。また、その後鍵が見つかったときにも連絡してもらえるのです。ちなみに遺失届を出す時には氏名・連絡先・遺失日時・遺失場所・遺失物の特徴を書かなければなりません。鍵の場合は鍵のメーカーと形が重要になります。参考までに玄関錠に多いメーカーは、「MIWA」「GOAL」「KABA」「SHOWA」「ALPHA」です。鍵自体にもこれらのロゴが入っています。
急いでいる場合は鍵屋に連絡する
鍵をなくして、どうしても見つからず翌日も仕事などで急いでいる場合は鍵屋に頼みましょう。まず、鍵屋に仕事を頼むのは人生に1度あるかないかの場合が多く、どこの鍵屋に頼めば良いのか、わからないという人が多いのではないでしょうか。実際にぼったくりの鍵屋もあります。まず、鍵屋の選び方はインターネットで調べて1番始めに出てくる大手の鍵屋に電話をしてみましょう。そして、電話をしたときに鍵のタイプや開錠する個数、鍵の特徴を聞いてくる鍵屋で、正確な料金を提示してくれる所を選ぶことが大切です。「鍵穴の劣化や消耗具合によって開け方が変わるから現場に行ってみないとわからない」などと言って料金をあいまいにする業者は要注意です。
鍵穴の劣化によって鍵の開け方は変わりません。鍵穴の劣化によるのは開錠するか破錠(壊す)して交換になるのかの選択となり、開錠の料金と交換の料金はわかるはずです。また、鍵の開錠や交換の料金は大体どこの業者も同じようなものですが、出張料やキャンセル料に差がある場合があります。鍵屋の賢い選びかたは、電話の時点で細かく状態を聞いてくれ、正確な料金を提示してくれる鍵屋選ぶことです。そして、賢い頼み方は電話の時点で鍵屋に覚えている範囲の鍵の形やメーカーをしっかりと伝え、さらに出張料やキャンセルはどのくらいかかるのかも聞いて、料金に納得することです。
自分でできる対処法
家の鍵をなくし、どうしても見つからない場合に自分でできる対処法としてサムターン回しがあります。これは専門の鍵屋さんでもおこなう方法です。これをおこなうにはいくつかの条件が必要です。まず、ドアに外からでも外せるドアスコープが付いていること。次に玄関のドアの内側にあるつまみ、サムターンに対する防犯対策がされていないこと。そして、長くて丈夫な針金が手元にあることです。この3つの条件が揃えば素人でも外からでもドアを開けることができるかもしれません。
やり方はまず、ドアスコープを外します。そして、針金を上手い形に曲げてドアスコープから差し込みドアの内側のサムターンを針金で引っかけて回し、開錠するのです。しかし、この方法はあくまでも理論上できる方法で、実際に素人がやろうとしてもとても難しいです。また、近所の人に見られると怪しまれるので、あまりおすすめはできません。
やってはいけないこと!
鍵をなくして、まずやってはいけないことは自分で開けようとすることです。よくテレビドラマや映画などで針金やヘアピンなどを鍵穴に入れ、色々動かすと開くみたいなことがありますが、現実には玄関の鍵などは絶対に開くことはありません。専門知識と専門の工具、専門技術が必要となります。よくわからずに力任せにいじると鍵穴の中が傷ついてしまう可能性があるのです。特に最新の鍵の場合は鍵穴の中が複雑で繊細なものが多く、専門知識と技術がない人が力任せにガチャガチャといじると中が壊れてしまいます。いざ鍵屋に頼んで開錠しようとしても開かなくなってしまうことがあり、開錠できる鍵穴も交換ということになってしまうのです。そうすると、無駄に料金がかかってしまう場合もあります。
もう1つ、鍵をなくしてやってはいけないことはSNSで鍵をなくしたことをアップすることです。今現在困っている状況を誰かに知ってもらいたくてSNSにアップしがちですが、これは危険です。自分が鍵をなくしたことが不特定多数の人に知られてしまうからです。親しい友人に知られても逆に同情してくれ励ましてくれるかもしれません。しかし、その投稿を誰が見ているかわからないのです。自分と共に行動した知り合い程度の人が、その投稿を見て自分より先に鍵を手に入れ、その鍵を使う可能性もあるのです。親しい友人に知ってもらいたいのなら不特定多数が見ることのできるSNSではなく、個人的に連絡をする方法を選びましょう。
家の鍵をなくしたときのために役立つ知識!
人生の中で家の鍵をなくすということがあまりないために、実際なくすと本当に大変で心身ともに疲れ果ててしまいます。それを少しでも和らげるべく、ここからは鍵を落としたときに知っておいて役立つ知識を紹介していきます。
家の鍵には種類がある!
家の玄関に使われている鍵にはいくつかの種類があります。鍵穴のシリンダーという部分から大きく4つに分けられます。
- ピンシリンダー
- ディスクシリンダー
- ロータリーディスクシリンダー
- ディンプルシリンダー
「ピンシリンダー」は鍵穴の中にいくつかのピンと呼ばれる部品が入っていて、鍵をさすと鍵の凹みに合わせてピンが上や下に動いて、鍵が鍵穴にすべて入った時点でピン全てが所定の位置にまで押しあがります。するとリンダーの内筒という部分と外筒という部分が切り離されて、鍵が回り開錠となる仕組みです。鍵の凹みが少しでも違うとシリンダーの内筒と外筒が切り離されないので回りません。鍵の形としては上の部分にだけ溝が入っている鍵となります。
「ディスクシリンダー」は鍵穴の中にディスクと呼ばれる部品が入っています。鍵をさすことによって中のディスクが動き、鍵すべてが鍵穴に入ると鍵とディスクの溝がピッタリと合って鍵が回る仕組みです。このタイプの玄関錠は多く普及されていて、鍵の形は鍵の上下がギザギザになっている形になります。「ロータリーディスクシリンダー」はディスクシリンダーの進化バージョンです。シリンダーの中にタンブラーとロッキングバーと呼ばれる部品が入っていて、鍵を鍵穴に入れることによってタンブラーが動いて鍵をすべてが入るとタンブラーの溝と鍵の溝がピッタリと合います。するとロッキングバーがタンブラー部分に収まり鍵が回るのです。この鍵の特徴は、鍵自体は一見するとディスクシリンダーの鍵と同じに見えますが鍵穴自体が横になっています。
最後に「ディンプルシリンダー」ですが、これはピンシリンダーの進化版で、鍵穴の上だけではなく、下や側面にも多くのピンがあります。鍵は上下には溝はなく、深さの違う穴が開き、側面にも溝や深さの違う穴が無数に入っている特徴的な形です。
合鍵を作るのに、時間と費用がかかる鍵が存在する!
鍵をなくさないようにと合鍵をつくる場合があると思いますが、前述したシリンダーによって時間と費用が変わってきます。鍵の上部に溝があるピンシリンダーと上下にギザギザがあるディスクシリンダーは合鍵を作っている店舗なら、どこでも簡単に作ることができます。時間は両方とも3分から5分、価格はピンシリンダーが300円から1000円、ディスクシリンダーが300円から1000円くらいです。ロータリーディスクシリンダーもおそらくどこでもできますが、通常のディスクシリンダーより正確性を求められます。数ミリの誤差でも回らないことからスペア―キーからの合鍵は断る店舗もあるそうです。価格もディスクシリンダーよりちょっと高い400円から800円となります。
問題はディンプルシリンダーです。ディンプルシリンダーの合鍵制作は、あらゆる所でできるわけではなくディンプルシリンダー専用の機械がある店舗のみとなります。しかも、メーカー登録制の鍵の場合は店舗ではできなく、取り寄せになってしまいます。その場合は受け取るまでに10日から2週間前後かかることもあるのです。しかも値段もグンと上がり2000円から5000円くらいです。
開錠には時間がかかる場合がある!
鍵をなくして急いでいる場合に鍵屋に頼みます。そのときにドアスコープから工具を入れて開錠する方法もありますが、特殊な工具を使って鍵穴から開けるピッキングの方法もあります。このピッキングで開ける場合はシリンダーによっては時間が違うのです。例えば、ピンシリンダーやディスクシリンダーは比較的短時間で開けてくれるでしょう。しかし、ディンプルシリンダーの場合は、専門の鍵屋さんでも相当の技術がないと短時間では開けられません。もし鍵をなくして鍵屋さんにピッキングで開錠してもらうときには、時間がかかることを覚悟しましょう。
鍵をなくしたときに壊す以外ない鍵はこれ!
鍵をなくし鍵屋さんに頼んだ時に、ほとんどの鍵屋さんで壊さなければならないタイプがあります。それは、ロータリーディスクシリンダーです。もしドアスコープがあり、中のつまみであるサムターンに防犯対策がしていない場合は、ドアスコープから工具を入れて開けられる場合が多いです。しかし、鍵穴からのピッキングで開けるのは非常に難しく、ほとんどの鍵屋さんで開錠はしていないようです。もし、なくしてしまった鍵がロータリーディスクシリンダーの場合は、鍵全体の交換を頭に入れて鍵屋さんに頼んだ方がいいかもしれません。
鍵屋に頼んだときの基本的な費用
鍵をなくして、鍵屋に頼んだときの基本的な費用を紹介します。鍵屋によって出張料などの差がありますので、あくまでも参考です。鍵の開錠に関しては、ディスクシリンダーやピンシリンダーの場合おおよそ6000円からとなります。ディンプルシリンダーの開錠の場合は、その困難さから大体3万円からとなるでしょう。また、鍵の交換の場合は大体1万円プラス部品代からとなり、鍵の種類によって大幅に異なりますので事前に確認することが大切です。さらに鍵をなくして交換する場合は、開錠の費用と交換費用の両方がかかりますので頭に入れておきましょう。通常玄関の鍵をなくした場合は開錠とともに防犯上の理由から、鍵自体の交換をおすすめします。
家の鍵を無くさないための今後の対策!
今後鍵を無くさないための対策ですが、まず鍵はチェーンのついたキーケースに入れるかキーホルダーを付けましょう。キーホルダーはできれば受信機の機能が付いたキーファインダーにすることをおすすめします。ちなみにスマートフォンと連動できるものもあるそうです。鍵をそのまま財布のコインケースに入れたり、何もつけずに衣服のポケットなどに入れたりするのは危険です。また鍵をどこに置くのか、どこにしまうのか、あらかじめ鍵の場所を決めておきましょう。
鍵の定位置が決まっていれば、そもそも鍵がどこにあるかなど、迷う事はありません。さらに、今後鍵を落としてしまったときのための対策ですが、まず鍵を自分の住所がわかるものとは一緒にしないようしましょう。これは、落とした時に住所もわかってしまうのでとても危険です。さらに合鍵を作り家族に渡しておいたり、鍵屋に正確に鍵を伝えられるように鍵の写真を撮っておいたりも大切になります。
家の鍵を無くしたときの対応まとめ
家の鍵をなくさないためには、日ごろから鍵を絶対になくさないという意識を持つことが大切です。この意識を強く持ち、高めることで鍵をなくすことはほとんどなくなります。家の鍵は重要です。なくしたことにより思いもよらない事態にもなりかねませんので、しっかりとした意識をもち、できる限りの対策をして鍵をなくさないようにしましょう。