鍵の取り替えはどういうふうにするの?自分で取り替える方法やディンプルキーについて
玄関の鍵を無くしてしまったから、鍵をとり変えたい!という時もありますよね。
しかし、鍵を取り換えたい!といっても、どうすればいいかわからない人も多いはずです。
そんなに鍵を交換する機会がなければ、取り換え方はよく分からないですよね…。
鍵の取り替えはこんな時に必要です
鍵を取り換える時は、大事な鍵をなくしてしまった場合です。
鍵は防犯上、必要不可欠なものです。
鍵を無くしても、合鍵を持っていれば中に入ることができて解決!と安心するかもしれませんが、無くした鍵をどこか拾われている可能性だってあるので、安心するのはまだ早いです。
そのまま同じ鍵を使い続けるのは、防犯上とても危険なことなのです。
紛失してしまった鍵が紛失したままということは、第三者に拾われている可能性だってあるわけです。
ということは、今そのまま使っている鍵は、防犯性の低い鍵ということになります。
犯罪を防止するためにも、防犯性の高い鍵に取り替える必要があります。
しかし鍵の取り替えは、日常生活の中でもそう頻繁にすることではないですよね。
取り替えを依頼したとしても、高い金額がかかってしまいそうで不安のはず。
実は、自分でも鍵を取り替えることができ、依頼する費用を削減することもできるのです。
それには正しい方法で取り替えしなければいけないこともありますが、ポイントを正しく理解していれば、自分で取り替えることも可能なのです。
また、鍵を無くした!と思っても、実は身近なところに隠れている場合もあるので、よく探してみるようにしましょう。
鍵を紛失!そんな時は…
鍵をなくしてしまった…と気付いた時、恐らくほとんどの人は焦ってしまいがちです。
そのため、まずは新呼吸して落ちつきましょう。
鍵を見つけるために自分の行動を思い返し、記憶をなんとかたどりながら探していきます。
鍵が見つかれば問題は解決するのですが、紛失したままだと防犯面が危険になってしまうため、どこかに依頼して鍵開けを依頼する必要があります。
こんな時、焦っていると、つい鍵開けだけを鍵屋さんに依頼してしまうケースがありますが、鍵開けすると同時に、鍵の取り替えもしておいた方が賢明です。
一度鍵をなくしてしまったとういことは、なくした鍵を誰かが拾って悪用しようとしている可能性があるからです。
紛失した鍵が警察に届けられて戻ってきても、すでに誰かがスペアキーを作ってしまっている可能性があります。
日々の暮らしを安全に過ごしていくためにも、鍵屋さんに依頼する時は、鍵開けと一緒に鍵交換もしておくといいでしょう。
空き巣対策として、鍵を取り換えておくことは、防犯レベルを高めることにもつながります。
鍵の交換を10年以上していない人で鍵の取り換えを検討している人や、実際に空き巣被害にあってしまい、すぐ鍵を交換したい人は、セキュリティのために、鍵を取り替えたいと思う事もあるはずです。
防犯性の高い鍵を希望しているなら、ディンプルキーシリンダーや、ワンドア・ツーロックというのがおすすめです。
取り扱っているメーカーも多くありますが、コストもそれぞれで違っています。
種類によっては高くなってしまう鍵もあるため、料金相場をきちんと確認した上、条件にあった鍵を取り替えてもらうようにしましょうね。
鍵を取り替える時はディンプルキーがおすすめ?
防犯レベルの高い鍵に、「ディンプルキー」というのがあります。
ディンプルキーというのは、鍵の表面に穴があいた部分があるのが特徴です。
一般的によく用いられている鍵は、ディンプルキーではありません。
シルバーで先がギザギザとがっているものが主流です。
しかしこのような昔ながらのキーは、ピッキングに弱く、約20秒前後で開けられてしまう可能性があります。
ピッキングによる被害が増えており、ディンプルシリンダーを採用する住宅も増えてきています。
古民家やマンション・アパート団地では、いまだにディスクシリンダーを使っているところをよく見かけます。
もしギザギザの鍵がまだ使っているのであれば、空き巣の被害に遭う前に、玄関の鍵をディンプルキーに取り替えて防犯対策しましょう。
ディンプルキーにするメリットとは?
ディンプルキーはピッキングに強く、防犯性が高いのが魅力です。
ディンプルキーが防犯性の高い鍵と言われるのは、シリンダーピンがとても多く、 ピッキングしにくい構造だからです。
一般的な鍵は、シリンダーピンが上下2列になっています。
ディンプルキーは4段変化のピンと2段変化のピンが存在しているため、ピンの数も多いです。
シリンダーピンが多いディンプルキーは、解錠に時間がかかるため、空き巣が頑張って開けようとするのを阻止することができます。
また、何百通りもの種類が作れるのも、ディンプルキーの防犯性が高い理由の1つです。
これらの理由により、ディンプルキーは普通の鍵と比べると、防犯性の高い鍵と言えるのです。
こんなディンプル錠がおすすめです。
ディンプル錠といっても、多くの種類があります。
ここでは、おすすめのディンプル錠を厳選してご紹介します。ぜひ今後のご参考にしてみてください。
ゴール(GOAL)のV18シリンダー
ディンプルシリンダーの中でも、防犯性が高いと言われている鍵です。
防犯性が高いだけではなく、使いやすさも抜群です。
一戸建てやマンションなど、家の玄関ドアの鍵によく選ばれます。
18本ピンで120億通りの鍵違い数があり、人にも優しいバリアフリーの設計です。
カバ(KABA)スターネオシリンダー
スイス銀行にも採用されている、スイスのメーカー品です。
高品質でセキュリティレベルも高いです。
かなりレベルが高いため、ピッキングの被害も阻止できる可能性が高いです。
鍵は軽くてコンパクトなので、携帯するのにも適しています。
最高水準の性能を持っているため、悪用するためにスペアキーを作るのも難しく、防犯性が高いと言えます。
独自の鍵登録システムによって、ブランドの中でもかなり高いセキュリティを持っています。
ウエスト(WEST)リプレイス917シリンダー
3列の配列で20本のピン数があるのが特徴です。
約2,935億通りの鍵違い数があり、キー複製防止のために、大きさの違う円穴や長丸穴の組み合わせで、変化のあるディンプルホールを利用しています。
ドリルなどを使った破壊行為に対する防犯性、不正開錠についても、優れた効果を発揮しています。
美和ロック(MIWA)PRシリンダー
MIWAロックのPRシリンダーも、セキュリティレベル高いです。
しかもリバーシブル式のキーです。
メインタンブラーと、サイドタンブラーのリバーシブルの2WAY構造でコピーがされにくく、安全性もとても高いです。
ピッキングに強いロッキングバーや、特殊な形のアンチピッキングタンブラーも採用しています。
硬い部品を使っているため、ドリルによる穴あけにも耐えられるような構造をしています。
鍵はヨーロッパのデザイナーと一緒に開発したものなので、デザイン性も高いです。
鍵の取り替え方は実は自分でもできるって本当?
鍵を新たに取り換えるとなると、自分ではできないからプロの出番だ!と感じる人もいるでしょう。
しかしながら、実は自分でも鍵の取り換えが可能です。
鍵の取り換えとなると、ほとんどの人が鍵の業者さんにお願いして取り替えています。
ただし、それだとコストが多くかかってしまうことがネックです。
たとえ効果があったとしても、数万円の出費が出てしまうこともあります。
新しい鍵に取り換えるのは、DIY感覚でできます。
ねじ回しが1本でもあれば、15分もあれば取り換えることができます。
これが成功すれば、コストは鍵屋さんの4分の1程度で済むのです!
これって大きいですよね。
鍵の交換を鍵屋さんのお願いする前に、まずは自分で鍵を安く取り換えてみるといいでしょう。
ピッキング犯罪に狙われやすい古い鍵から、高いセキュリティに誇る新しい鍵に簡単へと取り換える方法は、ネット上の動画でも公開されています。
誰でも簡単に、ねじ回し1つで鍵の取り替えることができるでしょう。
鍵の取り換えに不安がある…といった方は、こちらの動画をご参考にしてみてください。
https://kateibouhan.blog.fc2.com/?no=24
賃貸物件で鍵の取り替えをしてもいいの?
あなたが賃貸アパートや賃貸マンションに住んでいる場合、鍵の取り換えを勝手にやっていいのかどうか、心配になることがありますよね。
家の鍵を紛失してしまったなどで鍵を取り換える必要が出た場合、これは借主さん側の都合になるため、費用は借主さんになってしまいます…。
しかし、自分が費用を負担するからといって、安易に何も家主さんあるいは管理会社に報告せずに賃貸物件の鍵の取り換えを行うのはいけません。
許可なく取り換えた場合には、トラブルの元になってしまいます…。
鍵を交換する時は、必ず貸主さんの承諾を得てから行ってくださいね。
ひょっとすると、特定の鍵業さんと提携しているということもあり得ます。
一般的に、鍵の寿命は5~10年です。
このため、鍵の劣化による故障は家主さんが負担するべき場合もあるのです。
鍵を取り換える際は、報告を徹底しましょう。
ちなみに鍵の取り替え以外でも、合鍵を作る時も家主さんに報告する義務があります。
退去する時は元の状態に戻す必要がある
賃貸物件を借りていた借主さんは、引っ越しなどで部屋を退去する時、原状回復する義務があります。
防犯性を高めたいという理由で鍵を交換した場合は、退去時に元の鍵に戻さなければなりません…。
せっかく防犯性の高い鍵になったのだからといって、そのままで良いわけではないのですね。
結局その鍵は使えなくなるため、意味がありません。
このような理由から、借主負担で鍵の取り換えをした時は、退去する時に元の鍵に戻しましょう。
せっかく防犯性の高い鍵になったのだから、そのままにしておいてもいいのでは?と思うかもしれませんが、次に新しい住人が入ってくる時は、また新しい鍵に取り換えることになります。
要するに、今の鍵を使うわけではないのです。
結局その鍵は使えなくなってしまうでしょう。
借り主の負担で鍵の交換をした場合、退去の時に元の鍵に戻す必要があります。
しかし鍵の紛失や不具合によって交換したい場合、その限りではありません。
どうしたらいいか迷った場合は、賃主さんあるいは管理会社への相談が必要です。
鍵の取り替えは自分で
DIYがお好きな人であれば、普段のDIYの感覚で鍵を取り換えることができます。
といっても、間違ったやり方で取り替えることがないように、自分でやる時は慎重に行いましょう。
ドアの鍵を自分で取り換える時は、下準備も必要です。
いきなり取り替えようとするのではなく、きちんと準備をしてから取り替えましょう。
まずしなければいけないことは、鍵の種類を特定することです。(似たような用語が多くて混乱しやすいですが、まずは言葉の意味や使い方を自分でも把握している必要があります。)
ドアの規格を把握する
ドアの規格を確認する時のポイントとしては、ドアの厚みやバックセット(錠前の中心~ドアの端までの長さ)、フロントの長さを測っておきます。
正確に測定しておけば、鍵のメーカーに関係なく、好きな錠前やシリンダーが選べるはずです。
ドアに厚みがあったとしても、錠前の種類は異なります。
サイズの許容範囲はある程度あるものの、厚みを測る時には気を付けなければいけないポイントがあります。
鍵の周辺についている装飾なども、厚みとしてサイズに入れてしまうと間違ってしまいます。
バックセットを調べる
バックセットとは、ドアの端から錠前の中心までの距離です。
商品の説明文の中では、バックセットのことをB.Sと表現していることがあります。
同じシリーズの錠前でもバックセットが細かく分かれていることがあるため、忘れずに確認しておくといいでしょう。
フロントの長さを測る
フロントとは、デッドボルトやラッチボルトが出てくる面にある板のことです。
この部分に、メーカー名や型式記号などが記載されています。
この長さもメーカーによって違っており、買った錠前のフロントのサイズが大きかった時は、ヤスリで削って広くするなどして、自分で調整しなければなりません。
あとは、測ったサイズと同じ規格の鍵を購入するだけです。
錠前のそれぞれのサイズが正確につかめれば、あとはその規格に合った鍵を選ぶだけですよね。
もし不安なら測ったサイズを店員さんに伝え、ドアに合った錠前を教えてもらうといいでしょう。
終わりに…
いかがでしたか。
鍵の取り替えを検討中の人に、大事なポイントや注意点、自分で取り替える時のご案内についてお話してきました。
賃貸物件の鍵の交換については、入居者が勝手に判断して勝手に取り換えることはできません。
これを基本としましょう。
必ず大家さんや管理会社の方に相談してから取り替えます。
貸主さんは空室になるのを一番避けたいと考えています。
このため、貸主負担で鍵の交換を行うことがほとんどです。
費用は契約の時に定められているはずなので、契約をする時はそのことについても忘れずに確認しておきましょうね。